正直、見てる分には、とても面白いとしかいえないのが、俺の見解なのだが。
愛の狩人
「…何なんだよ、アイツ」
「さあな。お前が冷たい態度を取るからじゃないか?」
ふ、と軽く笑うように三上に問いかけると、痛いところを突かれた子どものように、何も言わない。誰だったか、この頃の子どもは、問いかけた質問に分からなかったら、何もいわないという現象が増えているといっていたが、これと同じ状況なんじゃないだろうか。
ちっと、軽く舌打ちをして、踵を返したように、さんが行った方向へと足を向かわせる三上。
(取り敢えず、俺がこのへたれた男に出来ることといったら、何だろう?)
見ている分にはとても面白い状況ではあるのだが、流石に、俺の良心にチクリと来るものがある。
(つまり、お前に楽しまさせて貰ったお礼をやろう)
「さんの名前、呼んでやったらいいんじゃないか?」
三上が、俺の言葉を聞いていたかは、知らないが。
1000のお題 【573 愛の狩人】

2006.10,14
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