あれ?


レッツ、我慢大会




いきなり、笠井がを抱えて(お姫様だっこってのどうよ)、俺の部屋に来て、空気を悟った渋沢が、「俺は食堂でも行ってくるよ」なんて早々に身を引いて、が、目を覚まして、覚まして、


唇を、かすめるように、一瞬


の顔は、それだけで、真っ赤だ。
なんだ、なんだ、それって、

(これだけで、足りるなんて、お前思ってる訳?)


の後ろ首をぐいっと乱暴に引き寄せて、何度も、何度も柔らかい唇を堪能する。甘い、甘い、甘くて、溶けてしまいそうだ。


「ふぁっ…み、みか」


とぎれとぎれに聞こえるの声が、もっともっと甘く聞こえる。


「ふう…、あ」


ぺちゃり、と嘗めた唇の音が、部屋に響いた。


「み、かみ、…も、ダメ」
「ダメって、オイ、お前」


かくんっとの体の体重が、一気に俺へとのしかかる。軽いっちゃ軽いが、人間一人分だ、足の踏ん張りをきかせてなんとか立つと、完璧に閉じられてしまった長いまつげが見える。

「…?」

ぺちり、と軽く叩く頬が、無駄に熱い

「…酒の匂い?」

微かに、本当に、微かに

「それってアリなのか?」



(酔った勢いで、とかか?)
(明日になったら、全部忘れてる、とかか?)
(実は三上くんなんて、好きじゃないもん、とかか?)


考える事は、多いけれど
灯るような、この幸せを胸に


(…コイツを、女子寮に送ろう)





いつか、また




1000のお題 【31 レッツ、我慢大会】







2006.10.15