君が欲しいもの


願い事




「お前、そんなモンが欲しいのか」
「はい、欲しいです」
「無理だろ」
「ですかねぇ」

でも欲しいんです! と生徒会なる予算折衝の場に提出する書類に記入する桜。まあ、そんな時期がやってきた(まあ、うちのサッカー部はどっかの老け顔キャプテンがなんとかすんだろ)

「っていうか、部員数が少ないからなぁ…後一歩の押しが」
「…ここお前以外に部員がいたのか」
「はい、ちゃんに名簿上だけで」
「…で、そのちゃんは」
「寮に帰っちゃいました」
「帰宅部代わりかよ!?」


ビシリ。俺はツッコミキャラではないが、ここは突っ込ませてもらう。
けれどもとうの本人はニコニコと笑っているだけで。

「部員が1人より、2人の方が心強いです」

なんて。



「…でもな、難しいだろ、これは」
「でもほら、気分いいですよ〜、ほら、ゆっくり動く針が」
「いや、俺見たことないし」
「私の小学校にはあったんです。季節毎の色とりどりのお花が…はう」
「まあ、なんていうか」


頑張れや




1000のお題 【794 花時計】







2006.11.25