ぱこーん、ぱこーん。
素敵に響く、彼らの汗と青春の音。
おお、黄色いボールが走っとるわい


一体何考えとんねん




がしり、と網目状の、私と跡部を裂く、愛のえーと、柵?(裂く柵! ギャハハ!)へと手をかける。今日は、静かに見守ろうと決意した。別に友達にアンタウザがられるよ、なんて助言をもらった所為ではない。なぜなら既にウザがられてる。おっと、それはどうでもいい。

静かに、静かに見守る。見守る。見守る。
…じー。じー。じー。

取り敢えず一点に激しく視線を注ぐ。注ぐ。注ぐ。
じーーーーーーーーーー。


私の生暖かい視線ビームが通じたのか、視線を注ぎまくっていた人物が、(心なしかぴくぴくと頬を引きつらせつつ)振り向いた。

「ウザイ」
「ええ!」

「お前視線がすでにウザイ。帰れ。今すぐ部室に帰れ。寧ろジャングルに帰れ
「ちょ、跡部、私の家はジャングルじゃないよ。
んな事も分かんないのかバーカ
「一生帰ってくんなっつー意味だよ!!」


なんだよ、ちくしょう、跡部のくせに。なんてちょこっとイライラ(あら私ったらたかが跡部にウフフフフフ)
思わずイライラの反動でガシャーンとフェンスを足で蹴っちゃうなんて大人げない(ちなみにちょっと跡部はビックリしたらしく、びくりとした)

そのままフェンスに足を乗りかけて、じろりと一介。そそくさと退散する部員の皆さんは中々偉いな。

「お、おい、パンツ見えるぞ」
「ああ!? 私のくまちゃんパンツになんか文句あんのかテメェ」
「誰もンな事いってねぇ!」
「お前のハラチラは見せ放題で、私のパンツは見せ放題禁止ってか? 当たり前田のクラッカー!
訳が分からん!
「この、歩く猥褻物が、ハラチラマンが!」
「ちょ、変なあだなつけんじゃねぇよ!」
「ちょっとハラチラマンさん、そろそろ休憩ちゃいますのん」
「忍足も便乗すんなゴラァ!!」


それぞまさに

チラリズムの極意


1000のお題、918



ああ、空が青い。




2006.12.27