やあ今日も素敵に空が青々としているね! と空と大地に声を掛けてみた。
地味に後ろのキノコが見つめてた。
きのこ
「…先輩」
「うひょ、おほっ、なんだーキノコかー」
「日吉です」
「もうっ☆キノコったらぁ、さんに何か用かなっ」
「いえ別に」
「正直だな」
キノコに(テニス部をおちょくるのに)忙しくて、キノコなんかにかまってやる時間が私にはない。けっ、と一つキノコにケンカを売って唾をぶっかける勢いで牽制をかける事で許してやった。バイビー!
本当にマジに忙しい私。がちゃりと大きな布製の鞄からお決まりにマイ、えーと、えーと、武器って英語で何て言うんだ。まあいい、うふ。マイ武器! あとは思いっきり息を吸い込んで、このキラリと銀色に輝く私の片翼に命を与えるだけ。あは、慌てふためぐがいいわ、アホ部どもが。
ぐへ、と自然に洩れてしまう私の笑いに、「…うわ」という声が聞こえる。なんだよキノコ。文句があるなら口で言え。
「いや、なんていうか」
はっきり言え
「こないだのテーマソングで思ったんですが」
はい、なんですか
「先輩って、ちゃんと楽器吹けるんですね」
「お前今すぐ鼓膜をやぶったろか」
1000のお題 【92 馬鹿にするな】

アトガキ
いつも力任せに吹いているから勝手に勘違いされていた。
2007.02.25
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