友人に、言われた。


つまらない




この頃、来ないんだな。

ぽろりと洩れたあるクラスメート(帽子を被っていて、絆創膏がチャームポイント)のその言葉に、何故だか私は胸の中がイラリとするのを感じた。確かに、前はテニス部にバカにしに行くのが日課だったし、それを自分自身楽しくも感じていた。けれども、今は違う。

「あんな跡部相手にしても、面白くないし」

違う。跡部は、もっと、こう。アンタはもっと違うでしょ!
(いや、私がんな事いってても、始まらないんだけど)

ふ、と軽くため息が出る。
面白くなさそうな事には関わらないが勝ちだ。
ばかばかしい。

ゆっくりと息を吸い込んで、吐いた勢いはでっかい音となってゆらりと揺れる。抱えていた相棒を撫でた。ひんやりとしていて、キラリと太陽の光を反射した。それが、何故だかとても冷たく感じた。




1000のお題 【492 シリアス】




2007.03.01