今日の献立は親子丼
おばさんくさい忍足くん
「ちょっと親子丼って何ー?」
アナタはもう少し食生活をお勉強して下さい
「なんで俺たちが作んなきゃならないんだよ」
それはこれで家庭科の単位が貰えるからです
「ねぇ、お米ってどうすんの?」
といでください。ちょっとちょっと、磨いてどうすんですか
地味に沸々と沸点まで、私の温度は急上昇。 この間いった通り、私は結構庶民です。こんなお坊ちゃんお嬢ちゃんと一緒にしないで頂きたい。
こんな、こんな日本人のくせに米も炊けない金持ち軍団と調理実習をしろだなんてアリエナイ、アリエナイ!
既に混乱状況とかすこの場は一体どう収集をつければいいのか(噂では隣のクラスの跡部君が親子丼なんて貧乏くせえとかほざいてキャビア丼を作ったらしい)(超ムカつく)
(…キレそう)
テメェらにんじんの皮むきも出来んのか。卵もわれんのか。肉も切れんのか!
米を持ちつつあたふたする女生徒の釜を取り上げて(しかもお前今洗剤で洗おうとしたな!)怒りのままにワタクシ黄金の右腕を振り回した。
米磨きだけは自信がある。イエイ。
「おお、案外手慣れてんなぁ」
「…ウィ(おおおおお忍足君に褒められタァアアァァア!!)」
彼の手元には銀に輝くボールが一つ。
カツンっと一つの手で二つの卵を割りながら(すげぇ!)残った卵の殻をいそいそと手元のビニール袋へと入れる(何するつもりだ)
「あ、これな、砕いたらええねん」
「(何がだ)…そうすっか」
何だかイライラしていた気分がどうでもよくなってきて、忍足君に比べると、周りの人も可愛らしいかもしれないなぁ、なんて。
まあ彼が居るなら、無事なんとかこの時間の終了を迎える事が出来そうだ。
「あ、米とぎの水、後で頂戴な」
(けど、しっかりしすぎているのもどうだろう)
1000のお題 【314 カルチャー大ショック】

2006.12.14
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