☆ 30話直後のおはなし


番外  30話おまけ




ぐぐ、と掴んだまんまの侑士さんの服に見事についた鼻水がたらーん、と垂れているのを、丸メガネの奥でうわっちゃ! というようにパクパク口を動かしているのが分かる。うおう、ごめんよ侑士さん、溢れた水は戻らない、垂れた鼻水は戻らないっていうじゃないか。ずるずるずる。んん、そんな事ないなごめんばっちい!

跡部さんはティーカップ片手にオロオロと「腹減ったのか、お前腹減ったのか」と連呼している。がっくんが、「それならそうといえよー!」と口にガツガツクッキーをぶつけてきやがった。ちょ、ちょっとお前やめい!
「ちょっとがっくんやめたり、嫌がっとるやん」「ウスウスウス」

メガネとデカに止められて、ぶすっ、とした表情のまま、私をじーっ、と見詰めたまま、がっくんが、ぽつり。「じゃあ、なんで泣いてたんだよ」

それをいわれると、ほんの少し苦しい。とっても苦しい。ううう、と唇を噛みしめて、ぐるぐるぐると見事な跡部さんのお庭をひとしきり見詰めた後で、

「お、おなかがへってたんだいバーロー!!」

バーロー、バーロー、バーロー………
気のせいか、耳の奥で木霊が聞こえた気がするバーロィ!







                         アトガキ

メルフォから、30話の後どんな感じだったんですか?
って質問が来たので、お返事ぺージに書き上げたものをあぷ。


2008.06.21