| 今日はこれといって、作戦なんてないんでございます。 神がかり的な逃げ足 作戦がない 目の前で、お隣のクラスの渋沢くんと楽しそうにお話し中の、我が天敵から。 (どうしよう) ドキン。と鳴る胸に手を当てて、真っ赤になりそうな顔を、ぱしん、と叩いて。 (どうしよう) 女は度胸? どっかで聞いた事のある台詞を胸に、いざ立ち上がれ、! 「み、みかみあきら」 (なんで声がうわずってんだろう、私) 必死に、開けた口の奥で、どうやって嫌がらせをしよう、ときゅるきゅるきゅるきゅる、と音をたてて、私の脳細胞は周り中(どうしよう!) 「あ? ああ、お前か」 「さんじゃないか」 「なんだよ、あっち行けよ」 そんな言い方はないだろう、と渋沢くんに怒られる三上亮。 (別に、私にそっけないのはいつもの事なんだけど) けど、 「お前じゃない、だもん!」 今まで一回といって、私の名前を呼んだことのない三上亮に、腹が立ったのだ。 (よく分からないけど、逃げるのは私の十八番なのであって、逃げる事にしてみた) 1000のお題 【995 神懸かり的な逃げ足】 渋沢視点へ 2006.10.14 |