haluさんがくれたお誕生日夢絵★にウホッとなった結果。
短いよ!!



「わっ、わっ、なにっ?」
「ずいぶんと髪、伸びたなぁ」

ちょい、とテッドに髪を掴まれた。なんだかいきなりはビックリした。きょときょとと視線をのがして、「テッドー、ひっぱんないでー」「んー」 きいてない。
もういいけど、とメガネを直すと、やっぱりちょいちょいとひっぱられている。「マジで長くなったもんだな」「まあ、前は首がすーすーしてたしね」 坊ちゃんとなっていたときの私は、なぜだか髪が短くなってついでに視力までよくなってしまっていたのだ。

「あー、でも短い頃が懐かしいなあ。楽だったし。切ろうかな」
「切れば」
「うん、そうする」
「ほんとに切んのか」

自分で切れば、と言ったくせに、テッドは困ったみたいな声を出した。「長い方がいい?」 冗談で、にまっと問いかけながら訊いてみると、テッドは少し口元をごにょつかせた。「まあ、そっちの方が」 なんだか少しだけ赤くなった。「じゃあ、その、のばす」「あん?」「のばす!」 

ごそごそ、とテッドが髪の毛をいじっている。「そうか」「ん」
お互い少しだけ静かになって、パッとテッドが手のひらを離した。けれどもまたすぐに、くしゃくしゃと髪の先っちょをいじくりだした。何がしたいのかなあ、と思いながら、私はぼんやりテッドの隣に立って、テッドは髪が長いほうが好きなのかー、と心のメモに、ちょんちょんと書き足した。
(これから、なるべく伸ばそう……)



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2012/09/26