お財布よーし
(サザエさんのようにはなりたくないですからね!)

予備のスーパーの袋よーし
(この頃袋をくれないお店増えてますからね!)


第7話  なでなでぱにっく!




よし、街探検ついでに今日のお夕飯の準備を買おうかしら、と考えた時、ふと気づいた。

(小春日和といえ)じりじり照りつける太陽君。
このおびただしい熱気。

時間、お昼過ぎ
タイムセールの時間は、夕方。


「夕方まで、時間つぶしッスか」

何だか所帯じみているのは、気のせいじゃない。





「ご、ご主人様あああああーーーーー! 何故にそのような所にぃ!」

ばしんっ、とガラス板にはり付きながら、店頭へと並ばされている彼へと目を向ける。まるで見せ物のように(いや見せ物なんですけどね)どどん、と置かれたご主人様。

「お、おいたわしや…」

よよよよよ。


「………誰もつっこんじゃくれませんねぇ」
当たり前だけど。
ツッコミ入れられても微妙だけど。

なでなでパニック! 景品。と書かれた文章の下に置かれた、我が主人。その他にも何やらいっぱい(気のせいかさっきの赤髪さんもいらっしゃる!)(おおう! 鷹士さんまで!)(どっかで見たことある金髪さん)

「これは、一体」
なんなんだ。

女の子にモテモテっこ達がモデルってヤツなんだろうか。
いいんだろうか、コレ。一般市民を。っていうかご主人ソックリです。生意気そうな瞳がナイスです。ちょっと欲しいです。


ううう、とお財布へと手を伸ばして、パチンと開いてしまいそうになる所を何とか自制心、自制心。これは今晩のお食事の為でありまして、決してこのような所で使うのものではないッス!


とか思いながら、気づいたらコインがちゃりーん

(……根性ない自分が嫌いです)


「なでなでぱにっく!」

ピョコピョコ出てくる可愛らしいお人形さん。
なでなでなんですか、叩くんじゃないんですか、なんなんですか!

よく分からないので、全てチョップで応戦。
叩かれたのに「やったぁ!」と叫ぶヤツや「ビンゴゥ!」とか「よくできました」とか。
こ、恐いよコイツら(ちなみに赤髪さんは恐くてチョップできません)

ちゃくちゃく進むゲームに、ぴょこりと出てくるお人形さん。

「はわっ!」


それは、我がご主人、 剣 之 助 様


ピシッと何か(多分自分の精神ッス)がひび割れる音がして、微妙に涙目になると、すすすーと台の中に沈んでいくご主人様(えええええええーーーーーー!?)


ぽたぽたと何やら雫が流れそうになりながらも、決意の意志でピシッと一発。

「…いっスね」


………何がなんだろう。





ちなみに、景品として市内プールチケットってのを定員さん(トラさんというらしい)から頂きました。着服させて頂きます。





  


2006.07.24