「お前マジうぜーんだよ!」


彼は叩きつけるようにして声をはりあげた。ぎょっと体を震わせた奇妙な縦長の帽子が目立つ男は、ぶるり、と体を震わせた。「お前! 戦争を起こさせようって、叔父上に適当なことばっか吹きこみやがって!」「な、何を根拠に……!」 なんと無礼な! と帽子男     モースは舌をぐにゃりと回し、あぶくを飛ばした。

この世界は預言に準ずる。遠い昔に詠まれた未来の予言を信じ、その道を踏み外すことを恐れる。例えその預言の中に、多くの死が詠まれようとも、彼らはそろって足を踏み入れていく。長く屋敷に幽閉されていたルークに、彼らの想いを理解することはできなかった。けれども、彼は決して自身の正義に基づき、モースからの偽りの証言を否定した訳ではない。ただ彼は、自由になりたかった。城に詰め込まれ、刃も入らぬ木刀を振り回す日々には、とうに飽き飽きしていた。

だから、“英雄”になろうとした。

そうすれば、自由が待っている。10の年に、全ての記憶をなくしてしまった、7つの少年は、ただそう信じて、声をはりあげた。


     けれどもそんな事実を“妹”が知る訳はなく、相変わらず彼女は自室の椅子にポツリと座って、“兄”と“使用人”の安否を気にしてばかりいた。
ふと、慌ただしく扉が叩かれる音がする。どうぞ、と声をかける前に、パッとメイドが飛び出した。「様、ルーク様が……!」 ふと、彼女は胸を掴んだ。不安に表情を曇らせた。メイドは咳き込み、ぼろり、と一粒涙をこぼした。立ち上がるの瞳を、ぼろぼろ涙をこぼすメイドは、化粧で整えた口元をぐしゃぐしゃに崩しながらくしゃりとさせ、「おもどりに、なられました……!」

よかったです、本当によかったです、と両手をあわせて、またぽろぽろと涙をこぼす彼女の両手を、思わず彼女も掴み上げ、ぎゅうっと大切に握りしめた。お互いきょとんと瞳をあわせれば、自然との碧眼も緩み始めた。よかったです、と鼻をすすりあげた彼女は、メイドと共に両手をあわせて、声をあげて泣いた。



   ***



泣くつもりなんて、全然なかったのだ。けれども、彼女の瞳が潤んでいて、よかった、よかった、とぽろぽろ涙をこぼす彼女を見ていたら、気づけば喉がひくついて、ぷちりと何かが途切れてしまった。嬉しくて嬉しくてたまらなかった。すぐさま部屋を飛び出して、ぱたぱたと行儀が悪く廊下を駆け抜けると、「ルーク様がご無事でよかった」「これでシュザンヌ様も、安心される」と声を掛け合う彼らを見て、またきゅっと胸が締め付けられた。

普段は、貴族と話してはいけない、そうラムダスさんから強くしつけられている彼らが、私の姿を見つけて、「よかったですね、様」とこそりと小さな声でこちらに声をかけてくれることも嬉しかった。私はきゅっと小さく笑って、ぱたぱた、と手のひらを振った。こんなことは、普段はしちゃいけないのだ。私ではなく、メイドが怒られてしまう。

(……あっ) どうしよう、と足踏みした。ルークさんが帰ってきた。そう聞いてはいたけれど、ルークさんが今一体どこにいて、何をしているのか、訊くのをすっかり忘れていた。(えええ、ううう、えええ) 部屋で待っていたらいいんだろうか。けれどもなんだかそわそわしてしまって、そんなことも出来ない。(そういえば) ナタリアさんが、シュザンヌの見舞いに来ていたのだ、と私は思い出した。だったらそっちだ! と私はすぐさま急転換して、応接室へ急いだ。


「な、ナタリアさーん!」


大変です! と扉を開けて飛び込んだ瞬間、見覚えのない人たちであふれていた。こっちをきょとんと見つめる黒髪の少女に、長い髪の女性。緑髪の、すらりと細い一人の少年。そしてマルクト軍の服を着た男性が、「ほう」と眼鏡をちゃきっとずりあげた。「ま、マルクト軍……!?」 ひえっ、と後ずさると、ナタリアさんが、「、落ち着きがありませんわよ」「ご、ごめんなさい、ではなく……」

え、え、え、? と顔をきょろつかせると、マルクト軍人に隠れた位置で、ぴよぴよと赤毛が覗いている。「ルークさん!」 パッと私は飛びついた。「うげっ、は、離れろっての!」「ルークさん、おかえりなさい!」 心配してたんですよ! と顔を上げると、心底迷惑そうに、ルークさんは「あっちに行けよ……」とだるだるとした声を出した。「おーい、ー、俺もいるぞー」 はははー、と柱の影に隠れて、こっちに手を振る青年に、「が、ガイさん! …………なんで、隠れてるんです……?」

はははは……ちょっとな、と情けない笑い声を出して、カクカク震える彼を見て、なるほど、この場所には女性が三人もいるものなぁ、彼の特異な体質を思い出して、苦笑いしてしまった。「あのぉ〜」 私はぴくりと掛けられた声に振り返った。黒髪ツインテールの少女が、じろりと敵意がある眼差しでこっちを見上げている。「あんた、ルーク様のなんなの?」

私はパチパチ、と瞬きをして、ルークさんに抱きついたまま、迷惑気にこっちを見る彼を見上げて、そしてぐるりと周りを見渡した。茶髪の女性は、何か見てはいけないものを見たかのようにサッと目線を逸らしたし、緑髪の少年は、困ったように笑っている。マルクト軍人は、寧ろ興味深げにまじまじと見つめてくる。「う、わ、す、すみません!」 パパッと後ろ向きに飛び跳ねた。けれどもその先には、残念なことにも女性恐怖症の使用人さんがいたらしい。「ギャーッ!」と聞こえた悲鳴に、おもわず私も「キャーッ!?」と叫んで、柱にガツンと頭をぶつけた。
なんとも情けないファーストインプレッションであった。



「えーッ! ルーク様のいもーとぉー!? きゃぁー、すっごーい、髪の色がおんなじぃ、そっくりですぅー!」と妙に高いテンションで、背中に奇妙なぬいぐるみを引っ掛けた少女がキャッキャと興奮していたのだけれど、それはさておき、「お前になんてかまってる場合じゃねーんだよぉー!!」 と興奮するルークさんは、「ヴァン師匠は、なんにも悪くねーんだからな! 疑いだとかなんだとかめんどくせーのは、ちゃんとお前が叔父上に伝えて、取りなすんだぞ!」とナタリアさんにビシリと指をさして、フンッと鼻息を荒く、腕を組んだのだ。


まさかマルクトに消えたはずのルークさんが、ローレライ教団の導師イオンを連れて、和平の使者として帰ってくることになるなんて、信じられない。なんだかビックリだ。ローレライ教団と言えば、預言を管理する、この世界の秩序を守る集団、と言っても過言ではない。元は地球人の私からすれば、なんとも妙な気持ちになるのだけれど、その導師様と言えば、ローレライ教団最高指導者、“とにかく、ものすごく、エライ人”ということは、すっかり頭の中に染み込まれている。

(あの緑髪の子が、イオン様……) びっくりした。お噂を聞くところによると、若干14歳の少年であると知っていたいたけれど、あんなに華奢な少年であるとは、予想だにしなかったことだ。そんな年齢であの大きな教団をひっぱっていくだなんて、とっても大変だ。とは言っても、今現在の教団は、導師であるイオンと、大詠師であるモースと組織が二部されている、とかなんとか聞いたことがあるような気がする。あまり興味がなくて、そこら辺のことはあまり覚えてはいない。

(ヴァン師匠、かぁ……)
彼もローレライ教団の一員なのだ。父であるクリムゾンや、インゴベルト陛下が、彼に対し、ルークさん誘拐の主犯ではないか、と疑惑を抱いていたことは知っているけれど、ルークさんが言うには、それは本当にただの誤解であったらしい。だったら、その誤解がすぐに解けることを祈った。彼とは多く会話をこなしたことはないけれど、それでも昔から知っている知人の一人だ。安否を願いたくもなる。


ぼふ、と私はベッドに寝っ転がった。頭がずきずきする。「うー……」 痛い。柱にぶつけた場所だ。コンコン、とノックの音が聞こえた。私はすぐさま反応して、パッとベッドから半身を上げた。「はい!」

彼のノックのし方であることはすぐに分かった。この間、彼が旅立つ前のときは、すっかり間違えてしまったけれど、今度は大丈夫。あのときはひどく落ち込んでいたけれど、今はそんなことはない。「よう、」 ぱたぱた、とガイさんは茶色い手袋を振って、もう片方に持つ氷袋を、ひょいと私に投げて渡した。

「わわ」と私は両手でそれを受け取って、「ガイさん?」と首を傾げると、ガイさんは少しだけ申し訳なさそうに、とんとん、と自分のこめかみを指でついた。「ここ。どうせ診てもらってないんだろ? ……その、本当にすまない」「え、でも、全然、ちょっとこぶになってるくらいで」

大したこと、ないんですよ? と首を傾げても、ガイさんは症状を曇らせるばかりで、私はちょっとだけ苦笑して、ありがたくそれを使わせてもらうことにした。ちょん、と袋を頭に当てると、ぼすりとガイさんは、私の隣……よりも、少しだけ遠い位置に腰を下ろした。一緒にベッドに座って並んでいることが、なんだか嬉しくて、えへへ、と私は笑った。そしたらガイさんは不思議気な顔をして、「なんだ、いいことでもあったのかい?」「ええ、少し」「どんな?」「秘密です」

しー、と口元に指を当てて、彼を見上げると、ガイさんはほんの少しだけ瞳を細めて、笑った。なんだかどきんとした。
思わず顔を下げて、自分の膝を見た後、もう一度私は頭を上げた。「ガイさん、怪我とか、してませんか?」「ん? 大丈夫。ピンピンしてるよ」「……ルークさんも?」「ああ、元気すぎるくらいだ」

今回の度で、おぼっちゃまもちっとはたくましくなったんじゃないかねぇ、と笑うガイさんに、私はへえ、と興味深げに体を寄せた。けれどもすぐさま慌てて、元の位置に戻った。「……どんな?」「聞きたいかい?」「……はいっ」「よし、それじゃあ聞かせよう」 両手を後ろに置いて、足をよいしょと組み合わせながら、「それじゃあ俺の活躍は、なるべくかっこ良く脚色することにしよう」ともったいぶった口調で話すガイさんが面白くて、くすくす口元に手のひらを合わせると、やっぱりガイさんはどこか嬉しそうに笑って、ルークさんの旅を、ひとつひとつ語ってくれた。
それはちょっとどころか、多大に心配になるものばかりで、思わずぎゅうっと拳を握ってしまったのだけれど、「大丈夫、大丈夫」とガイさんは明るい口調で手をあわせて、「あいつも今は、心は7つのガキンチョみたいなもんだけどさ、ちょっとずつ、知らないことを知っていけばいいんだよ」

こんな屋敷の中で閉じ込められてないで、外に出て、多くを知りゃいいんだ。

そうですね、と私はゆっくり頷いた。そうなのだ。ルークさんは、やっと外に出ることができたのだ。それがどんな形でも、彼は望んでいた世界に、やっと一歩を踏み出した。なんだかすこし、変わってしまったような気がした。寂しいような、嬉しいような、ちょっとだけよく分からない。「ま、ヴァン謡将の方も、問題はないだろうよ。無実ってんなら、すぐに疑いは晴れるさ」

とにかく、彼はそう言いたかったのかもしれない。なんだか慰められてばっかりだなぁ、と私はへへ、と肩を落とした。氷袋の中の氷が、少しだけ解けて、からん、と小さく音を鳴らした。「それで、。俺がなんで君の部屋にやって来たか、わかるかい?」「え?」

きょとん、と私が彼を見つめると、ガイさんはゆっくりと立ち上がった。そして回りこむように、少しだけ離れた私の正面へ移動して、じいっと私を見つめた。私は膝の上に氷袋をのせて、
「……ガイさん?」
「キスをしてくれるって言ったね?」
「え……ああ、え。え、え、えッ!?」
「しーっ。、ちょっと声が大きい」

じょ、冗談じゃなかったんですか!? と思わず声をひそめながら怒鳴ると、ガイさんは少しだけ満足気に口元をニマッとさせて、かりこりと顎をひっかいた。「ま、俺も紳士だからね。淑女からのキスを迫るほど大人じゃない。代わりに、俺からさせてもらっても構わないかな?」「か、代わりにって、結局同じじゃないですかー!」

え、えええ、ええー! とばば、と私はベッドに倒れこむようにして逃げた。ガイさんは、一歩、とゆっくり踏み出した。いつもより、少しだけ距離が近い。ビクッとなった。また一歩、とガイさんが踏み出そうとする。私は思わず、ぎゅっと目を瞑って、体を硬くした。

それからいつまで経っても、なんの反応もない。私がうっすらと瞳を開けると、ガイさんは苦しげに眉を顰めて、床の上にうずくまって、ぶるぶると震えていた。「ガッ……」 ガイさん、と駆けよろうとすると、彼はまた震えをひどくさせた。それから暫くの間、長く呼吸を繰り返して、彼は困ったように無理に笑顔を作りながら、「やっぱり、ダメみたいだな。なんだか俺、情けねえなぁ」と小さな声で呟いた。



ガイさんは帰って来た。
けれども、次の日、ルークさんと共に、すぐさま彼らは旅だった。今度は挨拶をする暇もなく、ルークさんは和平の印として、敵国であるマルクトへと、親善大使として旅立った。私は旅立つ彼らの背を見つめて、ぎゅっと手のひらを合わせた。また彼らは消えてしまう。そう思うと、不安で押しつぶされそうになった。けれども、私が何をできる訳ではなかった。私は自分を知っていた。

一人庭で、また彼らの背を思い出して佇んだ。日差しがじりじりと髪を焼き、ぐらりと視界が熱くなった。「…………様?」 聞き覚えのある重低音だ。「ヴァン、師匠?」 こうして彼に師匠と敬称をつけることは、なんだかちょっとおかしい。けれども、昔からルークさんがそう呼んでいたものだから、すっかりそれが移ってしまった。

ヴァン師匠は、そのことに対して何を言う訳でもなくて、にこりと微笑んだ。私はすぐさま意識を取り戻し、「あ、疑いは、はれたんですね、よかった……!」「全て、と言う訳ではありませんが。ナタリア殿下、そしてルークのお陰です」

「しかしながら、私はまた旅立たねばなりません、経路についての変更がありましたので、念のため、お父上へご相談をと」
「あ、そう、でしたか……父ならば、屋敷に」

父、と自身の言葉を噛み砕くようにしてつぶやいた。そして、彼が旅立つと聞き、それはやはり、ルークさんと関わりがあることなのだろうか、と気持ちが重くなった。「あの、ルークさんは、どうして……」「様は、何のご報告もされていないのですか」「少ししか。今はまだ屋敷が落ち着きませんから」 人に訊くにせよ、慌ただしい中で、また仕事を増やすことは申し訳ない。

なるほど、とヴァン師匠は頷き、ヒゲを揺らした。「ルークは、マルクトとの和平のため、親善大使として旅立ったのです」「そ、それは分かってます。でも、なんで、ルークさんが……」 彼はこの間まで、屋敷の外を知らない男の子だったのだ。どうにも展開がいきなりで、納得ができない。今まで外に出るなと言われてばかりいたのに、まるで手のひらを返したように、今度は外に行けという。

胸の中がもやもやした。だからこそ、確かめずにはいられなかった。ヴァン師匠は、じっと私を見下ろした。そして、「預言に詠まれているのですよ」と、彼はそう、つぶやくように囁いた。「え?」「ルークが、親善大使として、アクゼリュスに向かうと。そうユリアの預言には詠まれています。だからこそ、陛下は彼を大使となさった」

ヴァン師匠の言葉に、どうにも私は納得ができなかった。「それだけ?」 今度は彼が瞬いた。「それだけの理由ですか?」 たったそれだけで、ルークさんはマルクトに向かったんですか?

そう吐き出した瞬間、自身の失敗に気づいた。ローレライ教団である彼の目の前で、ファブレ家の娘が、預言を“そんなこと”呼ばわりしてしまったのだ。けれども出した言葉は戻らない。全部が遅い。私はガチガチに固まって、口元を引き結んだ。長い間が訪れた。けれどもふと、ヴァン師匠は笑った、ようなきがした。「あなたは、そう考えられるのか」「え、あ、いえ」「しかしながら、そのようなことは、あまり大きな声で言うことではありませんな。どうか、来るべき時が来るまで、それは自身の心の内に収めておくべきでしょう」

そうくるりと背を向けて、「失礼」と一言だけ残し彼は去っていった。どくどく、と今でも心臓が嫌な音を立てている。(来るべき……とき?) 安堵よりも、何よりも、奇妙な違和感が胸をついた。一体それはいつのことだろう。



結局、私はいつもと変わらず日常を過ごすこととなった。ほんの少しだけ気を持ち直したシュザンヌだが、やはり相変わらず息子の安否に胸を煩わせ、食の細い日々が続いた。ナタリアさんは、ルークさんについて行ってしまったらしい。そのことについて、インゴベルト陛下は頭を重くさせていたが、私からすれば、ナタリアさんらしいな、とちょっとだけ思ったのだ。何よりも先頭をきって、誰よりも民のことを思う、歳若い少女。私とは、全然違う。

     いつもと変わらず、なんて嘘だ。

ガイさんがいない。
ルークさんもいない。
ナタリアさんだっていない。

私はひとりきりで、ちゅちゅちゅ、とさえずる鳥の声をきいて、何か自分が取り返しの付かないことをしてしまったのではないかという不安に襲われた。何を、と聞かれても分からない。けれども、もう戻ってこない。何がだろうか。わからない。
わかりたくない。

なんだか俺、情けねぇなぁ、と頭をかくようにして口元を情けなく笑わせた彼を思い出した。(会いたいなぁ……) はやく、帰ってきてくれないかな。きっと、メイドたちも同じことを思ってる。ルークさんが帰ってきて、彼女たちは心底嬉し気に笑って、手のひらを叩いてた。

そう願う私達の元に、一つの訃報が届いた。
それは親善大使としてアクゼリュスに訪れたルーク・フォン・ファブレ、そしてナタリア・ルツ・キムラスカ・ランバルディアの死の知らせであり、アクゼリュスの街は、誰一人として生き残らす、死亡したとのことだった。

それはつまり、彼ら全員の死を意味しており、私はぽかんと瞳を見開いた。「…………え?」




ガイラルディア・ガラン・ガルディオス
そしてガイ・セシルは



こうして、私の前から姿を消した
彼は、一つの遺骨も残さず、死んでしまった。






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2012/04/24