| ああああ愛しのリボーングッズ! なぜだか消え失せてしまった事に、一人ほろほろと涙をしつつ、自称神様からのメッセージをびりびりに破いてしまいたくなった。 (でも一応神様かららしいし、やめといた)(堪えましたよさん!) 第3話 仲良くなる秘訣ABCぐちゃぐちゃになった顔を、洗面所でばしゃばしゃと洗う。なんだかバカバカしくなってきた私はふと思った。 「……通販で買った、ボンゴレリング、あれなんか、あったら大変だし」 リボーンなんかに発見されたら大変だ。ついでにいうと、某リボーンオンリーイベントで購入した、男同士のかけ算、まあ俗に言うBとLの物体なんて、隣のいたいけ(かどうかは不明だけど)な少年に発見なんてされてみろ! 完璧にトラウマものだ。なんてったって自分の成長した姿が、なんていうかハッキリはいえないけど、「や」から始まって「と」で終わる人との絡みなんて見てみなよ、ね、トラウマ。男に大して。くっそ子ども山本(あらはっきりいっちゃった)見てみてぇー!! 最後あたり心の叫びと変わってしまったけれど、二次元だった彼らは、今や三次元で私の周りにいるのだ。この並盛町という素敵(かどうかは謎かな!)タウンにて。 びちゃびちゃびちゃ顔にひっかけた水が、ぼとぼととしたたる。ニヤリ、と鏡には幼い(といっても全然変わってないけど!)自分が映る。 「そうよ、リボーングッズよりも素敵なお宝が目の前に…っ!」 でもあれれ、目から汗がしみ出すのはなんでだろうね! 取りあえず私は、散歩がてら街の探索へと出かける事にした。部屋の中でいつまでも唸ってる訳にはいかないし、食料の買い出しだってあるし、ついでにいうなら、今度から私が通う、えーと、中学? の、下見だってあるし(あれよく考えたら、私並中に通う事になるんですかね) トントン、と靴のさきっちょを玄関で叩きつけて、鍵を確認。ついでにお財布もオッケーさ、と肩掛け鞄を軽く叩く。ドアの取っ手は冷たくて、ガチャリ、と小さな音をたてた。開く、押す。 「あ」 開いた瞬間目に入ったそれは、破壊力が抜群だった。 ちょこんと、立っていて、背中に背負った、真っ黒い、皮で出来た、背負い鞄。 肩につけた、チューリップに、「2年3組 ひばりきょうや」と書かれていた。 (ランドセル、ちびひば………っ!) 多分私が、このとき鼻血を出す事もなく、ポーカーフェイスのまま、平然と突っ立っていられたのは、奇跡に近いと思う。いいや奇跡だ。ちびひばは、「なに」といった表情でこっちをチラリと見ていて、背負っている、というよりも、背負われているようなサイズのランドセルを、小さく動かす。一緒に掛けていた給食袋が、がちゃり、と音をたてた。 「しょしょしょしょしょしょ、小学校の、かえり、かなー!?」 ダメだせっかくのポーカーフェイスも、台詞で全てがおじゃんじゃないか! 微妙に、不審そうな表情をしたものの、雲雀さんは、こくんと頷いて、私をじっと見る。え、なに雲雀さん、なに、雲雀さん、たたたた、たべちゃうよおねえさん! じゅるり!(おっと落ち着けわたし)(そんな事したら返り討ちだゾ!) 「どこ、行くの」 ぽつりと出された言葉に、え、私ですか、と人差し指を、自分にちょこん。そんで、こくん。縦に頷かれた。「えーとね。散歩がてら、探索に」 探索、なんて難しい言葉を使ってしまってよかっただろうか。ほんの少し眉毛を、ぎゅ、と寄せて、こちらをに、睨? んでくる雲雀さんに、ちょこっとびくっとしてしまったけれど、「えと、探検、かな」と言い直してみた。それでもジロリと見つめたままなこの状況に、こいつはちびっ子だと分かりつつも、背中にたらたらと汗が流れる頭の中で「それぐらい分かってるんだよ咬み殺す」ヒイイ! 咬み殺しはいやよ! せめてやさしく! (いやいやそんな場合じゃないよねわたし!) 「そそそそれじゃあね恭弥くん!」 叫んで逃げようとしたけれど、その前に、ちび雲雀さんの小さな手のひらに、ぎゅ、とスカートを掴まれた。「ぼくが、」「え、な、なにかな」 ごくんと、唾を飲む音が聞こえる。 ふ、と息を吸い込むと、雲雀さんは、小さな目線で、私をじっと、見つめてきて、(これは、俗にいう、う、上目、) 「ぼくが、案内する」 いろいろと、脳みそがオーバーヒートしちまいそうでした! (だってだって、こここここんなァァアァァアァ!!!!!) ← ■ → 2008.01.27 |